[AZ-140] Azure Virtual Desktop Specialty を攻略する!

今回は、Azure Virtual Desktop に特化したマイクロソフト認定試験が登場(GA)したので、
ご紹介したいと思います。
※2021/06/30に受験しましたので、その時点での情報になります。

試験概要

試験番号:[AZ-140] Azure Virtual Desktop Specialty
言語:英語/日本語
試験時間:150分
問題数:55問(選択/並べ替え) ※戻る/見直しが可能
合格点:700点以上
受験料:21,103円

試験範囲

・Plan an Azure Virtual Desktop Architecture (10-15%)
・Implement an Azure Virtual Desktop Infrastructure (25-30%)
・Manage Access and Security (10-15%)
・Manage User Environments and Apps (20-25%)
・Monitor and Maintain an Azure Virtual Desktop Infrastructure (20- 25%)

※基本的には、Microsoft Docs に記載されている内容から出題されます。

学習方法

試験対策にオススメの学習コンテンツ

① Microsoft Docs [Azure Virtual Desktop documentation]
② Azure Academy (Youtube) ※約4h30m 英語のみ
③ くらう道

※Microsoft Learnにも、AVDの学習コンテンツはあるのですが、これだけでは到底、
合格は難しいです。理解度の確認ぐらいでしょうか。。

【初心者の方】
先ずは、Microsoft Docsを一通り読みましょう。次に、実際にAVDの構築を行ってみて下さい。時間はかかりますが、一番、理解が深まります。
基本を理解したところで、Azure Academyを視聴すると理解が進むと思います。
理解が薄い箇所は、DocsやAzureポータルで確認していきましょう。

【設計/構築経験がある方】
出題範囲の抜け漏れをチェックする意味も込めて、Azure Academyの視聴をオススメします。同じく、理解が薄い箇所は、DocsやAzureポータルで再確認していきましょう。

【とにかく時間が無い方】
短時間でピンポイントに学習したい方は「くらう道」の下記記事を押さえておいてください。この辺、出ます!!

マイクロソフト純正 VDI 登場! Azure Virtual Desktop とは?

AzureでVDIを構築する際に適用すべきライセンスとは?

ユーザープロファイル問題を解決する「FSLogix」とは?

Azure Virtual Desktop (WVD) ネットワーク アーキテクチャ

Azure Virtual Desktop (AVD) 設計ガイド

Azure Virtual Desktop (AVD)でDR(災害復旧)を構築する!

Azure Virtual Desktop 用のマスターイメージを作成してみる!

Azure Virtual Desktop (AVD) を構築する!

Active Directory 構築不要!! Azure AD Domain Services とは?

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WVD のための AzureAD 条件付きアクセス と ハイブリッドAzureAD参加

Azure Virtual Desktop (AVD) に接続してみる!!

Microsoft Teams on WVD を試す!

Azure Monitor for Azure Virtual Desktop (AVD)を試す!

その他、押さえておきたいポイント
・Azureポータルだけでなく、Powershell、Azure CLI での設定方法 ※丸暗記は不要
・設定を実施するのに必要なRBAC権限
・Active Directory(GPO)で出来る事
・AVDに必要な帯域
・電源管理とパッチ管理

受験してみた感想

とにかく、出題範囲が広いです。AVDに関連する周辺のAzureサービスからも出題されるので、どういった機能なのか程度は押さえておきましょう。

知っていれば即答できる問題もあるのですが、設定の意味を理解しているかを問われるような問題が結構でます。
「この条件を満たすにはどうすればよいか?」のような問題があり、未経験者が丸暗記だけで合格するのは難しいと思います。AVDさわってみたレベルも同様です。

なので、合格した方は、Azure Virtual Desktopに間する知識があり、その技術を理解していると言えるでしょう。

とはいえ、現実には、さらに深い知識が求められます。。