AVDで必要なライセンスは下記の通りなのですが、利用シーンに応じて、必要となるライセンスが少し異なります。
今回は、手元端末のOS、Officeの利用、Visual Studioの利用にわけて、解説したいと思います。
【AVDに必要なライセンス】 ※どれか1つ
・Microsoft 365 E3 / E5 / A3 / A5 / F3 / Business Premium
・Windows E3 / E5 / A3 / A5
・RDS-SA CAL (RDSHの場合)
※ライセンスを紐つけていないAADテナントでもAVDを利用できます。
あわせて、こちらも、ご覧ください。
「AzureでVDIを構築する際に適用すべきライセンスとは?」
それでは、いってみよー
手元の端末が、[Windows10 Enterprise]である。
[必要なライセンス]
追加ライセンス不要
手元の端末が、[Windows7 / Windows10 Pro]である。
[必要なライセンス]
Windows 10 Enterprise E3/E5
※AVDを利用するユーザー分のライセンスが必要
※ただし、E3/E5ライセンスを割り当てられているユーザーが[Windows7 / Windows10 Pro]を利用する場合は、追加ライセンス不要
手元の端末が、[Windows10 Home]である。
[必要なライセンス]
Windows VDA
※AVDを利用するユーザー分のライセンスが必要
※ただし、E3/E5ライセンスを割り当てられているユーザーが[Windows10 Home]を利用する場合は、追加ライセンス不要
手元の端末が、[Android / iOS]である。
[必要なライセンス]
Windows VDA
※AVDを利用するユーザー分のライセンスが必要
※ただし、E3/E5ライセンスを割り当てられているユーザーが[Android / iOS]利用する場合は、追加ライセンス不要
Session-Hostが[Windows Server]の場合
[必要なライセンス]
RDS CAL with Software Assurance
※AVDを利用するユーザー分のライセンスが必要
Session-Hostで[Office]を利用する場合
[必要なライセンス] ※どちらか
・Microsoft365 Apps for Enterprise (旧称 Office365 ProPlus)
※Office永続ライセンスは、クラウドへの持ち込みはできません。
Session-Host上のRPAロボットが[Office]を利用する場合
[必要なライセンス]
Microsoft 365 Unattended
※Office永続ライセンスは、クラウドへの持ち込みはできません。
RPA ロボットはユーザーではなくプログラムとなるため、 RPAロボットに対してMicrosoft 365 Apps for Enterprise ユーザーライセンスを割り当てることはできません。
Session-Hostで[Visual Studio]を利用する場合
[必要なライセンス]
Visual Studio サブスクリプション (旧称 MSDN)
※買い切りのVisual Studioは、クラウドへの持ち込みはできません。