Azure NetApp Files で Cross Region Replication を試す!

待望のクロスリージョン・レプリケーション(SnapMirror)が登場!これで、Azure NetApp Files(ANF)同士でのリージョン間冗長構成が可能となりましたので試したいと思います。

※現在、Private Preview

しくみは簡単、ANFで作成したボリュームを別リージョンに非同期コピーを行います。
更新データは、差分のみブロック転送を行います。これらのリージョン間のデータは、[Microsoft Global Network]を経由するので、高速に転送されます。

[通常時] ※Mirror State:Mirrored
・Primary Volume:Read/Write
・Secondary Volume:Read Only

[障害時] ※Mirror State:Broken(レプリケーション解除)
・Primary Volume:Read/Write
・Secondary Volume:Read/Write

[復旧時] ※Mirror State:Mirrored(レプリケーション再設定)
・Primary Volume:Read/Write
・Secondary Volume:Read Only
※Primary Volumeは、Secondary Volumeで上書きされます。

SMBを利用する際は、Active Directoryが必要となるので、下記のような構成となります。

【諸条件】

・同一サブスクリプション内であること
・Primary VolumeとSecondary Volumeは、異なるリージョンであること
・Primary VolumeとSecondary Volumeのボリュームサイズは同じ方が良い
・Primary VolumeとSecondary Volumeのサービスレベルは違っていても良い
・スナップショットから作成されたボリュームには、未対応


それではやってみよー

今回は、東日本[Primary]と西日本[Secondary]にSMB環境で構築します。
※東西にActiveDirectoryとGlobal Peerを構築済

先ずは、東日本にPrimary Volumeを作成します。

作成したボリュームの[リソースID]をコピーします。

西日本にSecondary Volumeを作成します。
[ボリューム]ー[data replication の追加]を選択

Source volume ID:Primary VolumeのリソースIDをペースト
Replication schedule:同期を行う間隔を指定

東日本のPrimary Volumeから、Secondary Volumeへの接続を許可します。
[Replication]ー[Authorize]を選択
Destination volume ID:Secondary VolumeのリソースIDをペースト

これにて、完了です!





それでは、確認してみましょう!

Primary Volumeをマウントし書き込みを行う。

Secondary Volumeをマウントし書き込みを行う。Read Onlyのため書き込みができない。

Primary Volume にて、スナップショットが作成され、Secondary に差分同期されます。

Secondary Volumeにて、[Break Peering]を行うと同期が解除され、書き込みができる。

ステータスの確認

[Endpoint type]
Source:Primary Volume
Destination:Secondary Volume

[Healthy]
Healthy:正常
Unhealthy:異常

[Mirror state]
Mirrored:同期状態。Secondary Volume準備完了状態
Uninitialized:Secondary Volume準備状態
Broken:同期解除状態。Secondary Volumeにて書き込み可能

[Destination]
同期対象のボリューム

[Relationship Status]
Idle:待機状態
Transferring:データ転送中