Azure NetApp Files で Cross Region Replication を試す!

 

待望のクロスリージョン・レプリケーション(SnapMirror)が登場!これで、Azure NetApp Files(ANF)同士でのリージョン間冗長構成が可能となりましたので試したいと思います。

 

しくみは簡単、ANFで作成したボリュームを別リージョンに非同期コピーを行います。
更新データは、差分のみブロック転送を行います。これらのリージョン間のデータは、[Microsoft Global Network]を経由するので、高速に転送されます。

Azure NetApp Files のリージョン間レプリケーション構成図。Japan West(セカンダリ)と Japan East(プライマリ)を Microsoft Global Network 経由で接続する様子

[通常時] ※Mirror State:Mirrored
・Primary Volume:Read/Write
・Secondary Volume:Read Only

[障害時] ※Mirror State:Broken(レプリケーション解除)
・Primary Volume:Read/Write
・Secondary Volume:Read/Write

[復旧時] ※Mirror State:Mirrored(レプリケーション再設定)
・Primary Volume:Read/Write
・Secondary Volume:Read Only
※Primary Volumeは、Secondary Volumeで上書きされます。

 

【東西でスナップショットポリシーを利用した際のフェールオーバー&バック手順】

1. 西←東 ※東にスナップショットポリシーを適用済み
2. 西×東(障害) ※西でCRR設定を削除。西にスナップショットポリシーを適用
3. 西→東 ※東にレプリケーションボリュームを新規作成。東に複製
4. 西×東 ※一度、同期設定を削除して、東にスナップショットポリシーを適用
5. 西←東 ※西でレプリケーションボリュームを新規作成し、CRRを設定
6. 西(旧) ※既存の西のレプリケーションボリュームを削除

 

SMBを利用する際は、Active Directoryが必要となるので、下記のような構成となります。

Azure NetApp Files の SMB 構成図。Japan West と Japan East それぞれに Active Directory を配置し、Global Peer で接続する様子

※価格は、両リージョンのANF料金+データ転送量(GB計測)

 

【諸条件】

・同一サブスクリプション内であること
・Primary VolumeとSecondary Volumeは、ペアリージョン間であること
・Primary VolumeとSecondary Volumeのボリュームサイズは同じ方が良い
・Primary VolumeとSecondary Volumeのサービスレベルは違っていても良い
・レプリケーションボリュームでは、スナップショットポリシーの利用は不可。手動は可能。
・スナップショットから作成されたボリュームには、未対応
・スケジュール間隔内に転送が終了しなかった場合、次のスケジュールはスキップされる
・CRRスナップショットより、古いスナップショットからの(置き換え)復元はできない
※新しいボリュームでの復元は可能

 


それではやってみよー

 

今回は、東日本[Primary]と西日本[Secondary]にSMB環境で構築します。
※東西にActiveDirectoryとGlobal Peerを構築済

 

先ずは、東日本にPrimary Volumeを作成します。

 

作成したボリュームの[リソースID]をコピーします。

 

西日本にSecondary Volumeを作成します。
[ボリューム]ー[data replication の追加]を選択

 

 

 

Source volume ID:Primary VolumeのリソースIDをペースト
Replication schedule:同期を行う間隔を指定

 

 

東日本のPrimary Volumeから、Secondary Volumeへの接続を許可します。
[Replication]ー[Authorize]を選択
Destination volume ID:Secondary VolumeのリソースIDをペースト

 

これにて、完了です!

 


それでは、確認してみましょう!

 

Primary Volumeをマウントし書き込みを行う。

 

Secondary Volumeをマウントし書き込みを行う。Read Onlyのため書き込みができない。

 

Primary Volume にて、スナップショットが作成され、Secondary に差分同期されます。
※スナップショットポリシーで取得したものも同期されます。ポリシー自体は同期されない。
※同期が解除されると、Scondary側でもスナップショットの作成/削除が可能です。

 

Secondary Volumeにて、[Break Peering]を行うと同期が解除され、書き込みができる。

 

ステータスの確認

[Endpoint type]
Source:Primary Volume
Destination:Secondary Volume

[Healthy]
Healthy:正常
Unhealthy:異常

[Mirror state]
Mirrored:同期状態。Secondary Volume準備完了状態
Uninitialized:Secondary Volume準備状態
Broken:同期解除状態。Secondary Volumeにて書き込み可能

[Destination]
同期対象のボリューム

[Relationship Status]
Idle:待機状態
Transferring:データ転送中

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