「仮想マシンの仕様とサイズ」の中で一番気になっていたのが、[Network Bandwise]です。CPUやメモリなどはハッキリと数値が明記されているのに、ネットワーク帯域だけは、数値ではなく[低/中/高/非常に高/極めて高]というボヤケた表記になっています。
正直、実際のところどうなの!!と気になったので、マイクロソフト製ベンチマーク「NTttcp」で測定してみました。
ネットワークスループットを調査する際に気になるキーワードを発見!!それが「SR-IOV」なのです。※Single Root I/O Virtualization の略
一行で説明すると、
ハイパーバイザーでは無く、NICが直接通信を制御するので早くなるよって事です。
それでは、早速試してみましょう!
「SR-IOV」を利用するには、条件があります。
リージョン:Government 以外対応
仮想マシンサイズ:
4core以上の [D/DSv2、D/DSv3、E/ESv3、F/Fs/Fsv2]
8core以上の [D/DSv3、E/ESv3]
対応OS:
Windows 2012 R2、Windows 2016
Ubuntu 16.04、SLES SP3、RHEL、CentOS
仮想マシン作成時に「Mellanox ConnectX-3」をアタッチ可能
Windows 2016 ※仮想マシン上でNICが認識されているのが確認できます。
Windows 2012 R2 ※ドライバーのインストールが必要です。
【検証環境】
リージョン:米国中西部
環境:仮想ネットワーク上に2台の仮想マシンを作成し、NTttcpにて測定
驚きの結果です!! 今まで、私が測定した中で一番はやい仮想マシンは「G4:616MB/s」でしたが、、、圧倒的じゃ~ないですか!!
この SR-IOV が量産された暁には、、
このスループット!! 必要かどうかは、さておき日本リージョンでの展開を望みます!!
※サポートされました\(^o^)/