プライベートクラウド!? Azure Dedicated Host (専用ホスト)を試す!

Dedicated Host (専用ホスト)が登場! Azureデータセンター内にあるサーバーを丸ごと、1台単位で専有できます。なので、専有しているサーバーのリソースが許す限り、好きなだけ仮想マシンを作成する事ができます。

【専有できるサーバータイプ】

タイプ1 = 2.3 GHz Intel Xeon E5-2673 v4 (Broadwell)
Dsv3シリーズ:vCPU 64 / 256 GB
Esv3シリーズ:vCPU 64 / 448 GB

タイプ2 = 2.7 GHz Intel Xeon Platinum 8168 (Skylake)
Fsv2シリーズ:vCPU 72 / 144 GB

※Dsv3シリーズを専有すると、[D2sv3 ~ D64sv3]のVMを作成する事ができますが、
[E2sv3 ~ E64sv3]を作成する事はできません。

【専用ホストでの可用性】

[可用性ゾーン(AZ)]と[障害ドメイン(FD)]を考慮する事で可用性を上げる事ができます。
・Host Group 設定にて、可用性ゾーンを分離
・Dedicated Host 設定にて、障害ドメインを分離
※リブートが必要な場合、35日以内の任意のタイミングにて実施可能(限定プレビュー)

【コスト】

専有したサーバー + OSライセンス 分の料金が発生します。
※サーバーを専有してしまうので、仮想マシンが0台でも料金が発生します。
※Azureハイブリッド特典が利用可能 (Windows / SQL 持込可能)
※(プレビュー)リザーブドインスタンスには、対応していません。


全体の流れ

Step1:Host Groupsの作成
Step2:Dedicated Hostsの作成
Step3:仮想マシンの作成


Step1:Host Groupsの作成

[+リソースの作成]ー[検索:Host Groups]ー[作成]を選択

サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
リソースグループ:グループ名(複数のリソースを1つにグループ化する機能)
ホストグループ名:表示名
場所:デプロイするAzureのリージョン
可用性ゾーン:可用性ゾーンが存在するリージョンのみ選択可能
障害ドメイン数:※障害ドメインとは?

作成後


Step2:Dedicated Hostsの作成

[+リソースの作成]ー[検索:Dedicated Hosts]ー[作成]を選択

サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
リソースグループ:グループ名(複数のリソースを1つにグループ化する機能)
名前:表示名
場所:デプロイするAzureのリージョン
サイズファミリー:Dsv3 or Esv3 ※HWリソースを選択
ホストグループ:所属するホストグループを選択
障害ドメイン:障害ドメインの位置を指定
障害発生時にホストを~:ホスト障害時に別のホストに再デプロイ

作成後


Step3:仮想マシンの作成

※基本的に通常の作成方法と同じです。

[+リソースの作成]ー[Windows Server 2016]を選択

地域:Dedicated Hostと同じリージョンを選択
可用性オプション:HostGroupと同じものを選択
可用性ゾーン:HostGroupと同じゾーンを選択
サイズ:Dedicated Hostのサイズファミリー内のサイズを選択

ホストグループ:ホストグループを選択
ホスト:専用ホストを選択

作成後 ※通常の仮想マシンと同様の使い勝手