ファイルサーバーにクラウド バックアップ機能を追加する Azure File Sync (AFS)とは?

いいね!!

Azureファイルストレージが機能拡張され、Windowsファイルサーバーの[同期バックアップ] [クラウドティアリング(階層化)]が可能になりました!!
※「Azure ファイルストレージ の作成

【同期バックアップ】
ファイルサーバーにある全データをAzureファイルストレージに同期バックアップを行う。

【クラウドティアリング(階層化)】
ファイルサーバー上のデータ(64KB以上)をポインターに置き換え、実データをクラウドに配置する。ポインターに置き換える事で、ファイルサーバーの”容量消費の回避”と”容量拡張”を行う事ができる。あと、同期バックアップも行います。

【ファイルサーバー動作条件】
・サポートOS:Windows2012R2、2016
・NTFSのみ対応
・フェールオーバークラスタ対応
・IE セキュリティ強化の構成をOFF


全体の流れ

Step1:Azureファイルストレージの作成 ※省略
Step2:Azure File Syncの作成
Step3:ファイルサーバーへのエージェントインストール
Step4:同期グループの作成
Step5:クラウドエンドポイントの追加
Step6:サーバーエンドポイントの追加


Step1:Azureファイルストレージの作成

※事前に「Azureファイルストレージ」を作成しておいて下さい。

Step2:Azure File Syncの作成

[新規]ー[Storage]ー[Azure ファイル同期]を選択

Name:表示名
サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
リソースグループ:グループ名(複数のリソースを1つにグループ化する機能)
場所:デプロイするAzureのリージョン

Step3:ファイルサーバーへのエージェントインストール

[作業の開始]ー[Azure File Sync エージェントをダウンロードします]を選択

ダウンロードしたエージェントを、ファイルサーバーにて実行
※次へ次へで、インストールが完了します。

ファイルサーバーからAzureへサインインする必要があります。
※Azureポータルへの接続にセキュリティ強化(IP制限、証明書)している場合は注意が必要

これにて、Azureとファイルサーバーの接続が完了しました。

Azure側で、登録されたファイルサーバーが確認できます。

Step4:同期グループの作成

[同期グループ]ー[同期グループ]を選択

Step5:クラウドエンドポイントの追加

同期グループ名:表示名
サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
ストレージアカウント:事前に作成した、Azureファイルストレージを選択

作成した、同期グループを選択

Step6:サーバーエンドポイントの追加

登録済みサーバー:ファイルサーバーを選択
パス:バックアップ対象ディレクトリのファイルパスを指定
クラウドの階層化:Azureファイルストレージをティアリングストレージとして利用する。
ボリュームの空き領域:0~100%。ファイルサーバー側の空き領域を指定。指定値に達するとティアリングが開始される。
※空き領域を100%に設定しても、一旦ファイルサーバーに保存する必要があるので、その分の容量は必要となる。

これにて、設定完了です!!


それでは、確認してみましょ~

ファイルサーバーにデータを保存すると、Azureファイルストレージ側に同期(24時間に1回)されている事が確認できます。
※ティアリングを有効にした場合でも、フルバックアップが取られます。

Azureファイルストレージ側で加えた変更(新規作成、削除)は、ファイルサーバー側には反映されません。例えば、同期状態にあるファイルをAzure側で削除した場合、同期対象から外れます。ファイルを更新しても、再度、同期される事はありません。ファイルサーバー側でコピペや移動を行うことで再度対象となります。

クラウドティアリング(階層化)を有効にした場合、ユーザーデータがどちらに存在するか確認するには、ファイルのプロパティにて確認できます。

A:アーカイブされている
P:スパースファイル(空データ)である
L:再解析ポイントを保持している
O:データがディスク上に無い

※右側のファイルは、クラウド上に保存されている。

Eドライブに”2GB”分のファイルが保存されているのに、使用領域が”332MB”となっている。