AVDでSaaSを提供! Remote App Streaming とは?

Azure Virtual Desktopに新しいライセンス形態が登場しました!
Remote App Streamingとは、AVDを利用してアプリケーションの配信サービスを提供するためのライセンスです。アプリケーションベンダーは、AVDを利用したSaaSを提供する事が可能になります。

これまでのライセンス形態だと、組織外ユーザーにAVDをサービスとして提供するには、提供者&利用者ともにAVDに必要なライセンスを保持している必要がありました。ですが、これからは、利用者側にはライセンスが不要と言うことになります。

[利用のための諸条件]
・利用者は組織外ユーザー(商業目的で取引する組織/個人)である必要があります。
※組織外ユーザー用のAVDライセンスは不要
・付加価値を提供する必要があります。単なるDaaS提供は不可。
※市販のアプリケーション提供でもOK
※インターネット分離のようなブラウザのみの提供はNG
・デスクトップ提供は、一人あたり5台まで。
・FSLogixライセンスは付属しております。
・Officeアプリケーションは付属しておりません。利用者が保有している必要があります。
・Azureサブスクリプションからのお支払いになります。
・AVDでは、AzureAD [B2B/B2C]はサポートしておりません。
・顧客ごとに1つのAzureADテナントを推奨
・[Intune][EntraID P1/P][Defender for Clou][Defender for Endpoint] 利用不可
・Citrix/Horizonは利用できません。

[利用可能なOS]
・Windows 10/11 Enterprise Multi-Session
※Single-Session、ServerOSはサポートしておりません。

[ユーザーあたりの固定料金]
・Remote App:\763.373/月
・Remote App + Desktop:\1,387.950/月
※月内に1度でも接続すると費用が発生します。
※別途、Azure利用料が必要

[Remote App Streaming 適用方法]

サブスクリプション単位で適用するため、社内利用と混在させる事はできません。