ARM仮想マシンのフルバックアップ

バックアップデータをAzureに保管する方法として下記のような方法が提供されています。

・Azure Backup (VM 拡張機能):Azure 仮想マシンを丸ごとバックアップ。Win/Linux対応
・Azure Backup エージェント:オンプレ/Azure。ファイル/フォルダ単位。Winのみ対応
・Azure Backup Server:オンプレ/Azure。ファイル/フォルダ単位。Win/Linux対応
・System Center Data Protection Manager (DPM):上記+テープ対応

今回は、 ARMで作成した仮想マシンを丸ごとバックアップできる「Azure Backup (VM 拡張機能)」を検証したいと思います。

【バックアップ対象外となる仮想マシン】
・AzureがサポートしないOS
・16台以上のHDDを搭載
・単体で、1TB以上のHDD ※4TB Diskに対応
・ロードバランサー(外部、内部)構成
・複数NIC
・複数の予約IP
・VMエージェントがインストールされていない。※バックアップエージェントではない

以下、パフォーマンス注意点になります。
・ピーク時のバックアップは避ける事
・一つのバックアップポリシーでの処理は、一つのストレージアカウント内で20ディスク以下にする事
・PremiumストレージVMの復元は、別のPremiumストレージアカウントに復元する事
・バックアップパフォーマンスの確保のため、PremiumストレージVMは別々のストレージアカウントを利用する事
※バックアップコンテナーへの接続はInternet経由となるので、該当リージョンのPIPへの接続を止めないでください。


[+新規]ー[Monitoring+Management]ー[Backup and Site Recovery(OMS)]を選択

名前:表示名
サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
リソースグループ:グループ名(複数のリソースを1つにグループ化する機能)
場所:デプロイするAzureのリージョン ※バックアップ対象仮想マシンと同じにする事

※スキップ可能。下記箇所にて、バックアップコンテナーの種類を変更可能。
>デフォルト[geo冗長]。後からの変更不可。
(過去一度もないが)リージョン停止の場合に有効。ペアリージョンに復元できる。

作成したバックアップコンテナーから[バックアップ]を選択

ワークロードはどこで実行されていますか?
ーAzure
ーオンプレミス
何をバックアップしますか?
ー仮想マシン (Azureを選択した場合)
ーファイルとフォルダー (オンプレミスを選択した場合)
ーHyper-V 仮想マシン (オンプレミスを選択した場合)
ーMicrosoft SQL Server (オンプレミスを選択した場合)
ーMicrosoft SharePoint (オンプレミスを選択した場合)
ーMicrosoft Exchange (オンプレミスを選択した場合)
ーシステム状態 (オンプレミスを選択した場合)
ーベアメタル回復 (オンプレミスを選択した場合)

バックアップポリシーの作成

・日単位:30分間隔。保持期間1~9999日
・週単位:曜日(すべて,日月火水木金土)。保持期間1~9999週
・月単位:週ベース=曜日(すべて,第1,2,3,4,最終)/日(すべて,日月火水木金土) or 日ベース=曜日(すべて,1~28)。保持期間1~9999月
・年単位:週ベース=月(すべて,1~12)/曜日(すべて,第1,2,3,4,最終)/日(すべて,日月火水木金土) or 日ベース=月(すべて,1~12)/曜日(すべて,1~28)。保持期間1~9999年

バックアップ対象となる仮想マシンを選択

[バックアップの有効化]を選択
※ストレージレプリケーションの種類[geo冗長]が確定します。

以上で完了です!


検証のため、すぐにバックアップしてみましょう。

[バックアップ アイテム]ー[Azure Virtual Machine]を選択

[バックアップ アイテム]ー[今すぐバックアップ]
※実行すると、VMエージェントにバックアップ拡張機能がインストールされます。

保持期限を指定

バックアップジョブから状況を確認できます。


それでは、復元してみましょう!

[バックアップ アイテム]ー[VMの復元]


復元ポイントを選択

・すべての復元ポイント:すべての復元ポイントを表示
・クラッシュ整合性の復元ポイント:システムの復旧は保証されない
・アプリケーション整合性:システムとアプリケーション(VSS)に整合性がある
・ファイル システム整合性の復元ポイント:システムに整合性がある
※1日1回、不定期に世代数の確認処理が走ります。確認するタイミング次第では、指定した世代数より多く見える場合があります。


仮想マシン:復元後の仮想マシン名
リソースグループ:グループ名(複数のリソースを1つにグループ化する機能)
仮想ネットワーク:仮想マシンを配置するネットワークを選択 (作成方法)
サブネット:仮想マシンを配置するサブネットワークを選択
ストレージアカウント:仮想マシンを保存するストレージを選択(作成方法)

[復元]を選択


はい。問題なく復旧しました!!


おまけ

Azure Backup (VM 拡張機能) は 「VSSフルバックアップ」を実行します。
・VSSフルバックアップ:VSS後、アプリケーションログを削除する。
・VSSコピーバックアップ:VSS後、アプリケーションログを削除しない。

※VSSコピーバックアップを有効化する方法
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MICROSOFT\BCDRAGENT]
“USEVSSCOPYBACKUP”=”TRUE”

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