VMware Horizon Cloud with WVD を構築する! 3/3

前回に引き続き、構築していきたいと思います。
※各種コンポーネントをイメージしながら、進めると理解し易いかと思います。


全体の流れ

Step1:Azure上での環境構築 ※省略します。
Step2:サービスプリンシパルの作成 (Azure)
Step3:サブスクリプション登録&Node ManagerとUAGの作成
Step4:Active Directory ドメインの登録
Step5:マスターイメージ用仮想マシンの作成
Step6:マスターイメージの作成
Step7:デスクトップ ファームの作成
Step8:(デスクトップ)ユーザーへの割り当て
Step9:アプリケーション ファームの作成
Step10:アプリケーションの選択
Step11:(アプリケーション)ユーザーへの割り当て

※Horizon Cloudにはウィザードが用意されているので、沿った手順にて実施していきます。
※Step5からは、メニューによる個別設定が可能


Step8:ユーザーへの割り当て

[新規]を選択

タイプ:
ー専用:VDI専用。パーシステンス割り当て(毎回同じVMに割り当てられる)
ーフローティング:VDI専用。非パーシステンス割り当て(毎回異なるVMに割り当てられる)
ーセッション:RDSH専用。1つの仮想マシンに複数のユーザーが割り当てられる。
※ 専用&フローティング の場合は、Step7と同様の入力項目となる

場所:展開したい場所を指定
ポッド:展開したいポッドを指定
ファーム:展開したいファームを指定
割り当ての名前:※ユーザーに表示される名前

接続を許可する、ユーザー/グループを指定

最後に確認


Step9:アプリケーション ファームの作成

[新規]を選択

名前:表示名
説明:コメントを入力
仮想マシン名:ホスト名+0000~(連番)
ファームタイプ:
ーアプリケーション:アプリケーション配信
ーデスクトップ:デスクトップ配信
場所:展開したい場所を指定 ※設定後変更不可
ポッド:展開したいノードを指定 ※設定後変更不可
モデル:仮想マシンサイズを選択
ディスクタイプ:[プレミアムSSD / 標準SSD / 標準HDD]
ディスクサイズ:※基本的にはそのまま
イメージ:作成したイメージを指定
優先プロトコル:[Blast Extreme / PCoIP / RDP] ※デフォルトで利用したいプロトコル
優先クライアントタイプ:[ブラウザ / Horizon Client] ※WorkspaceONE利用時のみ有効
ドメイン:参加したいドメインを指定 ※設定後変更不可
ドメインへの参加:はい
ディスクを暗号化:Azure Disk Encryption
NSX Cloud管理:※NSX Agentインストール済みイメージが必要

仮想マシンの最小数:最小起動台数
仮想マシンの最大数:※指定した台数分、仮想マシンが作成される。
パワーオフからの保護期間:1~60分 ※セッションが無い場合、自動パワーオフまでの時間
仮想マシン1台あたりのセッション数:[1~100] ※設定後変更不可
このWindows OSに対する有効なライセンスを持っていますか?:

コンピュータの組織単位(OU):コンピューターオブジェクトの展開先
1回実行スクリプト:作成後に実行するスクリプト。例:shutdown /r /t 0
Azure リソースタグ:

※ローリングメンテナンス=キャッシュされたリソースやメモリリークを解消するために実施

メンテナンスタイプ:[スケジュール / セッション]  ※スケジュールの場合
繰り返し:[週単位 / 日単位]
繰り返し日:[日~土曜日]
スケジュール済み時間:
同時に静止する仮想マシン数:新規セッションを受け付けない、仮想マシン台数
仮想マシンのアクション:[再起動 / 再構築(イメージから再デプロイ)]

メンテナンスタイプ:[スケジュール / セッション]  ※セッションの場合
以下の後でローリングメンテナンスを実行する:指定のセッション数で開始 [デフォルト100]
同時に静止する仮想マシン数:新規セッションを受け付けない、仮想マシン台数
仮想マシンのアクション:[再起動 / 再構築(イメージから再デプロイ)]

電源管理モード:しきい値に達する事で、起動/停止を行う。
ー最適化されたパフォーマンス [スケールアップ 50%以上 / スケールダウン 23%以下]
ーバランシング [スケールアップ 66%以上 / スケールダウン 31%以下]
ー最適化された電源 [スケールアップ 80%以上 / スケールダウン 38%以下]
※最大セッション数に占める、現セッションの割合

切断済みセッションのログオフ:[なし / ただちに / タイムアウトまでの時間]
セッションの最大有効期間:ユーザーあたりの最大セッション時間

電源管理をスケジュール:日時指定で、起動させるサーバー台数を指定

最後に確認 ※[仮想マシンの最大数]分の仮想マシンが作成される


Step10:アプリケーションの選択

[検索]を選択

[新規]を選択

[ファームからの自動スキャン]を選択
※手動=自動スキャンでアプリケーションが検出されない場合に選択

インストール済みのアプリケーションを選択

完了すると、アプリケーション欄に表示されます。


Step11:アプリケーションのユーザーへの割り当て

[新規]を選択

お疲れ様でした!!
これにてウィザードにて提供されている設定項目が全て完了しました。
次回は作成した”デスクトップ”と”アプリケーション”に接続してみたいと思います。

つづく 「VMware Horizon Cloud with WVD に接続してみる!