WVD ARM (WVDv2) を構築する!

今回はWVD ARM (WVDv2)を構築していきたいと思います。
WVDv1と比べて、Azureポータルから設定ができる事に加え、作業工程が減った事で、
格段に構築が楽になっております。

さらに、下記が不要となった点も大きいかと思います。
・グローバル管理者権限
・エンタープライズアプリケーションの作成

※現時点では、Previewです。

【全体構造】 ※MetaData
Subscription:WVD利用のAzureAD配下であるSubscriptionを指定する必要がある。
Host Pool:仮想マシンが配置されるプール。1つのWorkspaceに所属可能
Workspace:WVD Clientに表示するグループ化機能。複数のHostPoolに所属可能
Application Group:デスクトップ/アプリケーション配信用グループ
Desktop:デスクトップ配信用、仮想マシン
RemoteApp:アプリケーション配信用、仮想マシン
UPN:ユーザーアカウント ※WVD利用のAzureADに同期されている必要がある


全体の流れ

Step1:Azure上での環境構築 ※省略します。
Step2:マスターイメージ用仮想マシンの作成
Step3:Host Pool (+Desktop)の作成
Step4:ユーザーアカウントの追加
Step5:RemoteAppの作成

【 上限値 】
・Azureサブスクリプションあたり、5,000VM以下を推奨(シングル/マルチセッション問わず)
・Azure Portal からVMの再起動を行う場合、1時間あたり600VMを超えてはいけません。
※APIスロットルの制限であり、OSから再起動を行う場合は関係ありません。
・Azure Portal(ARM Template)から、1度のデプロイで作成できる最大Session Hostの数
ー可用性セットなし=399VM。可用性セットあり=200VM


Step1:Azure上での環境構築

事前に下記環境を作成しておきます。
・リソースグループ
仮想ネットワーク ※DNSをActive Direcotoryに向ける
仮想マシン(Active Directory) x2 ※オンプレでも可
・仮想マシン(AzureAD Connect) x1 ※オンプレでも可
・仮想マシン(マスターイメージ用) ※任意

AzureAD Connectを使い、Active DirectoryとAzureADを同期しておく必要があります。


Step2:マスターイメージ用仮想マシンの作成

※詳細は「Windows Virtual Desktop 用のマスターイメージを作成してみる!


Step3:Host Pool (+Desktop)の作成

[検索:Windows Virtual Desktop]ー[Windows Virtual Desktop]を選択

[ホストプールの作成]を選択

サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
リソースグループ:※Host Poolごとに作成するとわかりやすい
ホストプール名:表示名
場所:MetaDataをデプロイするAzureのリージョン
検証環境:はい(SessionHost_Agentの自動アップデートを行う)
ホストプールの種類:[プール / 個人用]
プール
ーセッション数の上限:※最大ユーザー割り当て数
ー負荷分散アルゴリズム:[幅優先 / 深さ優先]
個人用:
ー割当の種類:[自動 / 直接]

リソースグループ:※Host Poolごとに作成するとわかりやすい
仮想マシンの場所:SessionHostをデプロイするリージョンを選択
仮想マシンのサイズ:VMサイズを選択
VM数:作成するSessionHost数。Max500
名前のプレフィックス:SessionHostのホスト名。hostname-0 (連番)
イメージの種類:[ギャラリー / ストレージBLOB]
イメージ:[マーケットプレース / 自作VHD / 共有イメージギャラリー]
OSディスクの種類:[Premium SSD / Standard SSD / Standard HDD]

仮想ネットワーク:SessionHostを展開する仮想ネットワークを指定
サブネット:VDIを展開するサブネットを指定
パブリックIP:[Yes / No] ※基本的に不要
ネットワークセキュリティグループ:NSGの作成
ドメインまたはユニットの指定:[はい / いいえ]
ー参加するドメイン:ドメイン名
ー組織単位のパス:※OU=SH,DC=WVD,DC=com ※WVD専用OUの作成を推奨

ADドメイン参加UPN:ドメイン参加用のユーザーを指定
パスワード:

単なる表示名ですが、ユーザーに表示されるため、用途や組織がわかる名前が良い

下記、リソースオブジェクトが作成されます。





Step4:ユーザーアカウントの追加

[アプリケーショングループ]ー※作成したアプリケーショングループを選択

[割り当て]ー[+追加]
※SessionHost(Desktop)への接続を許可するユーザーを選択します。


Step5:RemoteAppの作成

[アプリケーショングループ]ー[+追加]を選択

サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
リソースグループ:※Host Poolごとに作成するとわかりやすい
ホストプール:※作成済みのホストプールから選択
場所:MetaDataをデプロイするAzureのリージョン
アプリケーショングループの種類:※RemoteAppを選択
アプリケーショングループ名:表示名

※SessionHost(RemoteApp)への接続を許可するユーザーを選択します。

配信するアプリケーションを選択

単なる表示名ですが、ユーザーに表示されるため、用途や組織がわかる名前が良い

下記、リソースオブジェクトが作成されます。


接続してみましょう!

作成した、デスクトップとアプリケーションが確認できます。
※上段の[taushiga]はWVDv1で作成したデスクトップです。

URL:https://rdweb.wvd.microsoft.com/arm/webclient
※ブラウザの場合、接続先URLがWVDv1とは異なります。


おまけ

VDIの”フレンドリ名”の変更方法

[アプリケーショングループ]ー[作成したアプリケーショングループ]ー[Properties]

Workspacesの”フレンドリ名”の変更方法

[ワークスペース]ー[作成したワークスペース]ー[プロパティ]