WVD ARM (WVDv2) を構築する!

今回はWVD ARM (WVDv2)を構築していきたいと思います。
WVDv1と比べて、Azureポータルから設定ができる事に加え、作業工程が減った事で、
格段に構築が楽になっております。

さらに、下記が不要となった点も大きいかと思います。
・グローバル管理者権限
・エンタープライズアプリケーションの作成

※現時点では、Previewです。

【全体構造】 ※MetaData
Subscription:WVD利用のAzureAD配下であるSubscriptionを指定する必要がある。
Host Pool:仮想マシンが配置されるプール。1つのWorkspaceに所属可能
Workspace:WVD Clientに表示するグループ化機能。複数のHostPoolに所属可能
Application Group:デスクトップ/アプリケーション配信用グループ
Desktop:デスクトップ配信用、仮想マシン
RemoteApp:アプリケーション配信用、仮想マシン
UPN:ユーザーアカウント ※WVD利用のAzureADに同期されている必要がある


全体の流れ

Step1:Azure上での環境構築 ※省略します。
Step2:マスターイメージ用仮想マシンの作成
Step3:Host Pool (+Desktop)の作成
Step4:ユーザーアカウントの追加
Step5:RemoteAppの作成


Step1:Azure上での環境構築

事前に下記環境を作成しておきます。
・リソースグループ
仮想ネットワーク ※DNSをActive Direcotoryに向ける
仮想マシン(Active Directory) x2 ※オンプレでも可
・仮想マシン(AzureAD Connect) x1 ※オンプレでも可
・仮想マシン(マスターイメージ用) ※任意

AzureAD Connectを使い、Active DirectoryとAzureADを同期しておく必要があります。


Step2:マスターイメージ用仮想マシンの作成

※詳細は「Windows Virtual Desktop 用のマスターイメージを作成してみる!


Step3:Host Pool (+Desktop)の作成

[検索:Windows Virtual Desktop]ー[Windows Virtual Desktop]を選択

[Create a host pool]を選択

Subscription:Azureサービスの提供範囲
Resource group:※Host Poolごとに作成するとわかりやすい
Hostpool name:表示名
Location:MetaDataをデプロイするAzureのリージョン
Host pool type:[Pooled / Personal]
Pooled
ーMax session limit:※最大ユーザー割り当て数
ーLoad balancing algorithm:[Breadth-first / Depth-first]
Personal
ーAssignment type:[Automatic / Direct]

Resource group:※Host Poolごとに作成するとわかりやすい
Virtual machine location:SessionHostをデプロイするリージョンを選択
Virtual machine size:VMサイズを選択
Number of VMs:作成するSessionHost数。Max500
Name prefix:SessionHostのホスト名。hostname-0 (連番)
Image type:[Storage blob /  Gallery]
Image:
OS disk type:[Premium SSD / Standard SSD / Standard HDD]

Virtual network:SessionHostを展開する仮想ネットワークを指定
Subnet:VDIを展開するサブネットを指定
Public IP:[Yes / No] ※基本的に不要
Network security group:
Specify domain or unit:[Yes / No]
ーDomain to join:ドメイン名
ーOrganizational Unit path:※OU=SH,DC=WVD,DC=com ※WVD専用OUの作成を推奨

AD domain join UPN:ドメイン参加用のユーザーを指定
Admin Password:

単なる表示名ですが、ユーザーに表示されるため、用途や組織がわかる名前が良い

下記、リソースオブジェクトが作成されます。





Step4:ユーザーアカウントの追加

[Application groups]ー※作成したアプリケーショングループを選択

[Assignments]ー[+Add]
※SessionHost(Desktop)への接続を許可するユーザーを選択します。


Step5:RemoteAppの作成

[Application groups]ー[+追加]を選択

Subscription:Azureサービスの提供範囲
Resource group:※Host Poolごとに作成するとわかりやすい
Host pool:表示名
Location:MetaDataをデプロイするAzureのリージョン

※SessionHost(RemoteApp)への接続を許可するユーザーを選択します。

配信するアプリケーションを選択

単なる表示名ですが、ユーザーに表示されるため、用途や組織がわかる名前が良い


接続してみましょう!

作成した、デスクトップとアプリケーションが確認できます。
※上段の[taushiga]はWVDv1で作成したデスクトップです。

URL:https://rdweb.wvd.microsoft.com/arm/webclient
※ブラウザの場合、接続先URLがWVDv1とは異なります。


おまけ

VDIの”FriendlyName”の変更方法

[Application groups]ー[作成したApplication groups]ー[Properties]

Workspacesの”FriendlyName”の変更方法

[Workspaces]ー[作成したWorkspaces]ー[Properties]