検証環境を素早く構築できる「Azure DevTest Labs」とは?

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Azure DevTest Labs とは、トレーニング目的で多数の仮想マシンを作成する必要がある時や、仮想マシンの停止/削除忘れによる出費に悩んでいる場合に効果があるサービスです。Azure DevTest Labs 自体は無料です。

利用方法は2パターンあります。
①ラボ所有者が決めたルール(制限)内で、ラボユーザーが”個人用仮想マシン”を作成し利用
②ラボ所有者が作成した”要求可能な仮想マシン”をラボユーザーが利用する

[登場人物]
ラボ所有者:ラボの管理(コスト、許可サイズ、仮想マシン作成数、自動シャットダウンなど)
ラボユーザー:個人用仮想マシンの作成/削除。”要求可能な仮想マシン”への割当要求。※RBACに専用の役割[DevTest Labsユーザー]にて設定可能。作成は任意。


全体の流れ

Step1:ラボを作成する
Step2:ラボを管理する
Step3:仮想マシンを作成する
Step4:ラボユーザーの作成 ※任意


Step1:ラボを作成する

[+新規]ー[Developer tools]ー[DevTest Labs]を選択

ラボ名:表示名
サブスクリプション:Azureサービスの提供範囲
場所:デプロイするAzureのリージョン
自動シャットダウン:作成した仮想マシンを指定時刻に停止する。

リソースグループ:ラボ名+乱数?
ストレージアカウント:仮想マシンのVHD置き場。作成時は空。
仮想ネットワーク:サブネット[10.0.0.0/20]が作成される。
DevTest Labs:ここからラボを管理する。
Key Vault:仮想マシンのログオンパスワードを格納。作成時は空。


Step2:ラボを管理する

作成したラボを選択ー[構成とポリシー]

コスト傾向:Azure利用料のしきい値を設定できる
リソースごとのコスト:仮想マシン単位で利用料が閲覧できる
許可される仮想マシンサイズ:作成できる仮想マシンサイズを制限できる
ユーザー当たりの仮想マシン数:1ユーザーに対して上限(台数)を設定できる
ラボ当たりの仮想マシン数:ラボに対して上限(台数)を設定できる
自動シャットダウン:時/分/秒で指定できる
自動開始:時/分/秒で指定できる
リポジトリ:独自のリポジトリを接続可能
仮想ネットワーク:ラボユーザーが仮想マシンを作成する際の[IP制限][台数制限]が可能
Marketplaceイメージ:仮想マシン作成時の利用イメージを制限できる
カスタムイメージ(VHD):カスタムイメージ(VHD)をアップロードできる
式(再利用可能なベース):式(仮想マシン設定テンプレート)を作成できる

[コスト傾向] ※現時点での利用料と予測。目標コストの設定が可能

[リソースごとのコスト] ※所有者と利用状況がわかる。


Step3:仮想マシンを作成する

作成したラボを選択ー[+追加]

ギャラリーからOSイメージを選択

仮想マシン名:ホスト名。ホスト名[00~99]連番で作成される。
ユーザー名:ログオンする際のユーザー
パスワード:ログオンする際のパスワード
仮想マシンディスクの種類:HDD or SSD
仮想マシンサイズ:目的にあったサイズを選択
アーティファクト:リポジトリにあるアプリケーションをインストールできる
詳細設定:仮想ネットワーク、IPアドレス。※詳細後述
イメージ:OSイメージ
ARMテンプレートの表示:JSONテンプレートを表示

[アーティファクト] ※選択したアプリケーションがインストールされる。

[詳細設定]
仮想ネットワーク:配置する仮想ネットワークを指定
サブネット:配置するサブネットを指定
IPアドレスの構成:
ーパブリック:仮想マシン1台につき1つのPIP。リソースグループも台数分作成される。
ープライベート:PIP無しで作成
ー共有:1つのPIPを複数の仮想マシンで共有。ロードバランサーポートフォワーディング
自動削除:削除日時を指定
このマシンを要求可能にする:
ーはい:”要求可能な仮想マシン”として作成。※ラボユーザーに配信したい場合
ーいいえ:”個人用仮想マシン”として作成。※自身で利用する場合
インスタンス数:作成する台数。1~100台

[ARMテンプレートの表示] ※JSONテンプレートとして保存可能


Step4:ラボユーザーの作成 ※任意

[Access control(IAM)]ー[+追加]を選択

役割:[DevTest Labsユーザー]を選択
選択:権限を付与するユーザーを選択

権限を付与したユーザーでサインインすると、”DevTest Labs”のみ操作が可能

自身に割り当てられた”個人用仮想マシン”と割り当てられていない”要求可能な仮想マシン”が見える。他の人に割り当てられた”個人用仮想マシン”は見えない。


Azure管理者の方には強い味方になってくれそうなサービスかと思います。これで、気軽に仮想マシンの貸し出しができそうですね。