Azure IoT Suite とは?

「Azure IoT Suite」とは、各種 Azureサービスを組み合わせて、一般的な IoTシナリオを 構築済み IoTプラットフォームとして提供するサービスです。

デフォルトでは、「エンジンの障害予測」と「湿度の計測」ですが、デバイスを変更したり、取得する情報を変更するだけで、オリジナルの IoTプラットフォームを作成できます。

[リモート監視]のIoTプラットフォームの構成

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Azure IoT での処理の流れ

デバイス  →  収集  →  集約  →  蓄積  →  分析  →  可視化

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そもそも、「IoT」って何でしょうか?
[モノのインターネット]と略されていますが、モノがインターネットに接続される事が嬉しいのではありません。モノから様々な情報を取得できる事が素晴らしいのです!!

では、モノから情報が取れると何が嬉しいのでしょうか??
例えば、、

・自動販売機にセンサーを付け、補充のタイミングを的確に知れたり
・製品の稼働情報から、故障前にメンテナンスを実施できたり
・スーパーマーケットでは、必要なレジの稼働台数を割り出したり
・バスケットボールから、ゴールの成功率を可視化しフォームを改善したり
・スーツケースにセンサーを取り付け、紛失を防止したり
・男子トイレの個室に赤外線センサーを取り付けて、不法占拠を防止したり

取得できる情報は様々あるので、アイデア次第で活用方法はドンドン広がっていきます!!


それでは、Azure IoT Suite をさわってみましょう!

先ずは、Azure IoT Suite 用のポータルサイトに接続し、サインインして下さい。
[新しいソリューションの作成]を選択

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3つの IoTシナリオが用意されています。
ー予測的なメンテナンス:いわゆる、予防保全のIoT環境
ーリモート監視:リモートデバイスからの情報(デフォルト:湿度)を監視するIoT環境
ー接続済みファクトリ:生産設備の状態監視と生産効率の監視

[予測的なメンテナンス]を作成した場合

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[リモート監視]を作成した場合

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[接続済みファクトリ]を作成した場合

30分ほど、待てば出来上がりです!


[予測メンテナンス]トップ画面 ※エンジンの耐用年数を予測

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[予測メンテナンス]で作成される Azureサービス ※Azure Machine Learningも作成されます

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[リモート監視]のトップ画面 ※各地に設置したデバイスから湿度を測定

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[リモート監視]で作成される Azureサービス

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[接続済みファクトリ]のトップ画面 ※各地に設置した生産設備の状態と生産効率を測定

[接続済みファクトリ]で作成される Azureサービス